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学校分析

地域高校の進学実績分析 ~福島高校編~

どうも!福長塾塾長の橋本長武です。

今回は福島高校の進学実績分析です。

福島高校といえば、福島県内有数の進学校。郡山市にある安積高校と並んで二大進学校です。

そんな福島高校の進学実績を分析していきましょう。
進学実績分析に用いた資料はこちらになります。

【狙い】
学生にとって、学校内における順位というものはとても重要でしょう。しかし、どこまで上位に行けば、どの大学に行けるのかというのは割とわかりにくいものです。

私も安積出身だったので、どの順位にいる人がどの大学に行けるかは肌感で何となくはわかります。
しかし何となくでしかわからないのと、学生に対して説得力をもって伝えるためにも詳細なデータは必要です。
まあデータといっても、そこまで大それたものではないですが。

分析は大学をランク毎に分けて、それぞれについて分析していきます。
それぞれのランクにおいて、この大学における合格ラインに乗るかどうかの学内順位を載せていきます。ただし、文理問わずの全体順位ですので、気をつけてください。
A 東大・京大・医学部
B⁺ 旧帝大・東工一橋・早慶上智
B 筑波大学・東京学芸大学
B⁻ 地方国立上位・MARCH
C 地方国立下位

としています。データは左から2020年→2019年→2018年の順番で提示いていきます。最後には全部のデータを作ったPDFを載せますので、それだけほしいという方はどうぞ。
ちなみにこの振り分けは私の主観が多く含まれます。ご注意ください。

【Aランク合格者数】

10人 → 10人 → 10人
安定して10人となった。特に特筆すべき点でないように感じるかもしれないが、医学部への進学は福島県立医科大学が主となっている(というよりそこしかない)。福島県立医科大学へは、推薦枠が4~5人あることがポイント。この推薦枠を除外すると、毎年福島県立医科大学に合格する生徒の数はたったの1~2人しかいない。
悲しいことに、医学部へ行くのであれば学校の成績を頑張って推薦を狙うのが現状の一番いい道かもしれなさそうだ。
ちなみにもしかしたら東北大学の医学部にいった学生がいるかもしれないが、今回は判別つかなかったので除外している。

 

最終目標学内順位
 10番以内

 

 

 

【B⁺ランク合格者数】
42人 → 42人 → 46人
ほぼ40~50人程度だということが分かった。この中で、旧帝大以上の国立への合格者数は約30人前後である。私立は滑り止めとして併願することが多いこと。そしてこのデータが進学者数データではなく合格者数データであることを加味すると、思ったより進学への道は険しいかもしれない。つまり、私立はもっと上位の大学に受かった人にとってのすべり止めだった可能性があるということだ。
ちなみにここに一橋と東工大を入れているが、ともすれば東工大に入るのは東大より難しい場合もあるので注意。少なくとも、私は東工大の数学の問題が苦手。


最終目標学内順位
 東工・一橋 15番以内
 それ以外  40番以内

 

 

【Bランク合格者数】
15人 → 8人 → 7人
去年だけ多くの学生が受かっている。ただ、後述するB⁻の合格者数が少ないので、全体でみるとあまり大差ないかもしれない。ちなみにこのランクが旧帝大に比べて劣っているかといわれると、全く遜色ないので、目標順位も大差ないです。

 

最終目標学内順位
50番以内

 

 

【B⁻ランク合格者数】
64人 → 75人 → 72人
多分ここまでが学生が本当に志望する大学かと思われる。地方国立上位とは、千葉大学や横浜国立大学などもここに含まれると思っている。そして、このレベルになると、大学の合格者数というデータの質がとても重要になってくる。
つまり、上の大学の合格者が、滑り止めとして受けた大学として合格数を加算されている可能性が高い。
なので、もしこれらの大学に行くとしたらしっかりと対策と勉強をするようにしよう。

 

最終目標学内順位
80番以内

 

【Cランク合格者数】
55人 → 54人 → 37人
ここら辺は、正直福島高校生にとってはそこまで行きたくないのではないだろうか。でも、上記の情報の通りここまでレベルを上げようと思うと、学内で上位半分には入っていなければならないだろう。

最終目標学内順位
120番以内

 

 

どうだったでしょうか。使用したデータは、こちらです。学生にとっては、かなり厳しい現実が目の前にあるかもしれません。こんな話聞きたくないよーと思うのも当然なので、この記事をしっかりと読まなくてもよいでしょう。

ただ一つ注意してください。これは、最終目標です。今の順位はどうでもいいです。
特に今志望校で悩んでいる高校1年、2年生は、自分の現在の順位-30位くらいの目標は掲げてください。
今の順位で満足すると、高校3年の頃に部活が終わって勉強にのめり込み始めた運動部に抜かれます。逆に今の順位で満足しなければ、上にいる人を抜くことなんて普通に可能です

ぜひ、一つでも上の大学目指して、頑張っていきましょう。

もし順位を上げたいと考えたら、ぜひ当塾へお越しください!
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塾長 橋本長武/ hashimoto osamu
TEL : 080-5901-8161
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