これだけで得点アップ?ケアレスミスを減らす3つの習慣
こんにちは!福長塾の久保田です!
私も学生時代にはよくおっちょこちょいなミスが多くもったいないなと思うことが多かったです。
ただ、ケアレスミスって意識一つでだいぶ抑えられるのでこの記事を読んでテストを解く際に意識してみてくださいね!
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定期テストの答案を返却されたときに、多くの生徒が口にするのが「わかっていたのに間違えた」という言葉です。
計算は正しいのに符号を落としてしまった、答えを出したのに単位を書き忘れた、問題文を最後まで読まず条件を見落とした…。こうした「ケアレスミス」による失点は、誰にでも経験があるはずです。
実際に、学力差がそれほどない生徒同士でも、テストの点数に大きな差がつくのは、このケアレスミスの多さに原因があることが少なくありません。逆に言えば、知識や解法を新しく覚えなくても、「ミスを減らす工夫」を習慣化するだけで10点、20点と点数を伸ばせるのです。
今回は、定期テストで確実に得点を伸ばすための 「ケアレスミスを減らす3つの習慣」 を詳しく紹介します。
目次
習慣①:途中式・根拠を必ず書く
ケアレスミスで一番多いのは「頭の中で処理して飛ばしてしまうこと」です。
たとえば数学の計算問題。暗算でできると思って途中式を省略すると、符号を間違えたり、数値を写し間違えたりする危険が一気に高まります。理科の計算問題でも同様です。
また、国語や英語の読解問題でも、「ここだろう」と思って根拠を確認せずに答えると、実際は問題の条件に合っていなかった、ということがよくあります。
▽実践方法
・数学や理科の計算問題は、必ず1行ずつ途中式を書く。式が長くても、横に省略せず「縦に展開」していく。
・英語や国語の記述問題は、本文の中で根拠となる部分に必ず印をつけてから答える。
・暗算で答えを出せるときでも、一度は式にして「視覚化」する。
▽得点アップの理由
途中式を残すことで、もし答えを間違えても部分点が狙えます。実際、数学の答案では正答に至らなくても2〜3点の部分点がもらえることがあります。さらにこれもすごく大切なことですが、自分で見直すときにも「どこで間違えたか」がすぐにわかり、修正がしやすくなります。なんでそう解いたのかを問題用紙に残すことで次の成長に役立ちます!
たとえば「-2×(-3)」を暗算で「-6」と書いてしまうのは典型的なケアレスミスですが、式を残していれば符号のチェックができ、間違いを防げます。
習慣②:解答後に「見直しチェック」を必ず入れる
「見直しをしなさい」と言われても、実際にテスト中は時間が足りず、見直しに手を回せない生徒が多いのが現実です。
そこで重要なのは、「最初から見直す時間を組み込んで解くこと」です。
下にある実践方法はあくまで例です。自分に合った解き方のルールを作って意識して問題を解くことが非常に大切です。
▽実践方法
・テスト開始直後に「大問ごとの時間配分」をざっくり決める。
(例:50分の数学テストなら、大問1を10分以内、大問2を15分以内、大問3を20分以内、残り5分は見直し)
・各大問を解き終わったら1分だけその場で見直す。
(符号・単位・条件を確認)
・全体を解き終えたら、最後に5分を見直し専用の時間にする。
▽チェックリスト例
・計算の符号は正しいか?
・問題文に「分数のまま答える」とあれば守っているか?
・答案用紙に書き忘れや記入漏れはないか?
・漢字は正しく書けているか?
▽得点アップの理由
見直しで防げるケアレスミスは非常に多いのです。
特に「解答欄に書き忘れた」「符号を逆にした」「単位を書き忘れた」といったものは、知識があるかどうかではなく「気づけるかどうか」だけの差です。最後の数分を有効活用できれば、誰でも確実に得点を拾えます。
習慣③:ミスのパターンを分析して対策する
ケアレスミスは偶然ではなく、「自分の癖」によって繰り返されます。
ある生徒は「問題文を最後まで読まない」、また別の生徒は「小数点や符号を落とす」、さらに「英語で三単現のsを忘れる」といったように、それぞれの傾向があります。
▽実践方法
・テストや模試が返却されたら、間違えた問題を「知識不足」と「ケアレスミス」に分けて分析する。
・ケアレスミスの原因を書き出して「対策ノート」を作る。
例:計算を飛ばす → 「必ず途中式を書く」
単位を忘れる → 「答えの横に単位チェックの□を作る」
問題文を読まない → 「最後の一文を声に出して確認する」
▽得点アップの理由
自分の癖を把握していないと、同じミスを何度も繰り返します。
しかし、パターンを認識していれば「この問題は符号に注意しよう」と意識でき、未然に防ぐことが可能です。意識して修正を繰り返せば、次第に「無意識に注意できる」習慣が身につきます。
まとめ
ケアレスミスは「頭が悪いから」ではなく「習慣がないから」起こるものです。
つまり、普段の学習やテスト中の行動を少し変えるだけで、誰でも防ぐことができます。
・途中式や根拠を必ず書く
・解答後に必ず見直す
・自分のミスパターンを分析する
この3つを徹底することで、知識量を増やさなくても得点は確実に伸びます。
定期テストで高得点を取るために必要なのは、まず「失点を減らすこと」です。
せっかくわかっているのに点数にならないのは本当にもったいないこと。大きな努力をしなくても、日々の小さな習慣の積み重ねで、結果は大きく変わります。
そして忘れてはいけないのは、こうした工夫は定期テストだけでなく、模試や入試本番でも必ず役立つということです。ケアレスミスを防げる生徒は「安定して点を取れる生徒」になります。
定期テストでの悔しい失点をなくすために、ぜひ今日からこの3つの習慣を取り入れてみてください。