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【保護者必見】「宿題だけでいい」は危険?

こんにちは!福長塾の久保田です。

「とりあえず宿題だけはやったからOK」
そんなふうに、お子さんの家庭学習を“宿題=十分”と捉えていませんか?

もちろん宿題は大切な学習の一部です。でも実は、それだけでは学力をしっかり定着させるには不十分なことが多いのです。
家庭での勉強の“ちょっとした工夫”が、将来の学力差を生むカギになるかもしれません。
今回は、宿題だけだとなぜ危険か、そして定着とは何かをご紹介します!

目次

宿題は「授業の復習」までで止まることが多い

多くの学校で出される宿題は、その日の授業で習った内容を復習することを目的としています。たとえば漢字の書き取り、計算ドリル、音読など、どれも“習ったことを思い出す”ことに重点が置かれています。

つまり、宿題の役割はおもに以下の2つです。

・「すでに授業で習ったこと」の確認
・「できるようになったかどうか」のチェック

これはとても大切なステップであり、学習内容の定着には不可欠です。
ですが、裏を返せば 「新しい知識を応用したり、自分で考えて答えを導く力」までは鍛えられにくいのが現実です。

なぜ宿題だけでは力がつきにくいのか?

その一番の理由は、“やり方を真似すれば答えが出る”問題が多いことにあります。
たとえば、計算ドリルを繰り返していれば計算力はある程度身につきますが、なぜその式になるのか、文章題でどう活かすのかまでは踏み込めないことが多いのです。

さらに、次のようなケースはとてもよく見られます。

・答えを丸写しして終わらせてしまう
・丸つけをしても「なぜ間違えたのか」の振り返りをしない
・漢字練習も、ただノートに「何回も書くだけ」になってしまう

このように、宿題が“作業”になってしまうと、本来の学びにはつながりにくいのです。
「解けた=理解した」と誤解したまま先に進んでしまい、苦手が積み重なっていくことも少なくありません。

本当の「定着」とは何か?

本当の意味での学力の定着とは、「似たような問題に出会ったとき、自分の力で解き方を考えられる」という状態です。
たとえば、

・文章題になったときに混乱しない
・少しひねった問題でも自力で立ち向かえる
・複数の知識をつなげて考えることができる

こうした力は、反復だけでは育ちにくいため、「なぜこうなるの?」「どうすればいいの?」と考えさせる家庭学習がカギを握ります。

定着させるには ―「わかる」から「使える」へのステップ

本当の定着を実現するには、単なる暗記や計算練習では不十分です。重要なのは、「知識を使う練習」を日常に組み込むことです。

そのために効果的なのが、次のような学習の工夫です:

・解き方を説明する練習
 「なぜその式になるの?」「どうしてその方法で解けるの?」という問いに自分の言葉で答えられるようにすることで、理解の深さが増します。

・少しレベルを上げた問題に挑戦する
 基本の問題が解けたら、文章題やひねりのある問題にも取り組んでみましょう。考えるプロセスが鍛えられ、応用力が育ちます。

・間違い直しを“考えながら”行う
 ただ答えを直すのではなく、「どこでつまずいたのか」「次はどうすればミスを防げるか」を振り返る習慣が、次の成長に大きくつながります。

これらの取り組みを通じて、学んだ知識を「使える知識」へと変えていくことが、学力の土台を強くするポイントです。

福長塾では

福長塾では、ただ宿題を「やる」だけで終わらせず、なぜそうなるのかを自分で考え、理解する力を育てる指導を大切にしています。
一人ひとりの「つまずき」や「伸びしろ」に合わせて、丁寧なフィードバックと対話型の学習サポートを行っており、家庭学習の習慣化や、応用力・思考力の向上にも力を入れています。

「わかったつもり」で終わらせない。
“できるようになる”まで一緒に伴走する塾としてこれからも学生の学習サポートを行っていきます。

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