覚えられない!を変える暗記法
~“やってるのに覚えられない”を卒業する3つのポイント~
「何度も書いたのに覚えられない…」
「テスト勉強はしてるのに、点数につながらない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、“覚えられない”の原因の多くは、記憶力の問題ではなく、やり方の問題なんです。
つまり、正しい方法を知って実践すれば、誰でも“覚えられる人”になれるということ。
そして実は「覚える=センス」じゃない!
よく「自分は暗記が苦手だから…」とあきらめる生徒がいます。
でも、それは“自分に合った覚え方”をまだ知らないだけです。
記憶力に差はあっても、
正しい手順・タイミング・繰り返し方を身につければ、誰でも伸びていきます。
福長塾でも、「暗記苦手です」と言っていた生徒が、
1ヶ月後には「自分でテスト作って復習してます!」と変わる例がたくさんあります。
今回は、福長塾の生徒たちにも指導している「記憶が残る暗記法」のコツを3つ、わかりやすくご紹介します。
目次
1. 見るだけ・書くだけより、「思い出す練習」が一番効果的
よくある間違いが、「ひたすら見て覚える」「書いて丸暗記しようとする」やり方。
これは、インプットばかりでアウトプットが足りない状態です。
実は、記憶を強く定着させるには、
「思い出そうとする努力(=想起)」を繰り返すことが最も効果的だと、多くの学習研究で分かっています。
🔁 具体的なやり方
・単語帳を使う場合、「意味を隠して見て→思い出して答える」
・歴史の年号なら、「語句を隠して→何が起きたか説明する」
・自分で「一問一答」を作って小テスト形式にする
🎯 なぜそれが効くのか?
人の脳は、「思い出す=必要な情報」と判断したときに、より記憶として強化されます。
逆に、「ただ眺めているだけ」の情報は、“重要ではない”と処理され、すぐに忘れてしまうのです。
2. 「一気にやる」より「分けて・繰り返す」で記憶は残る
「テスト前にまとめて100個覚える!」という勉強法、やっていませんか?
実はそれ、すごく非効率なんです。
🔁 記憶が定着するタイミング=忘れかけた時
心理学でいう「エビングハウスの忘却曲線」によると、
人は覚えたことを1日後には約7割忘れるとも言われています。
つまり、**「忘れかけた頃にもう一度覚える」**ことが大切。
🗓 おすすめの復習スケジュール
【1日目】10個覚える
【2日目】前日の10個を復習+新しく10個
【3日目】2日分をまとめて復習
【週末】1週間分を総チェック(小テスト形式)
こうすることで、記憶が“長期記憶”として脳に保存されやすくなります。
3. 「五感を使う」ことで、記憶はもっと深くなる
人の脳は、視覚・聴覚・触覚など、複数の感覚を使う方が記憶に残りやすいことが分かっています。
つまり、目だけに頼るより、口で言う・耳で聞く・手で動かすといった行動をプラスすると効果倍増です。
🌟 こんな工夫もおすすめ!
・声に出して覚える(音読)→聴覚刺激で記憶が定着
・リズムで覚える(英単語や語呂合わせ)→脳の感情部分を刺激
・指でなぞりながら書く→触覚記憶が残る
・他人に説明してみる→理解と記憶が一気に深まる
「五感を使う=記憶のルートが増える」ということ。
1本の細い道(見るだけ)では忘れやすい情報も、複数の道(感覚)で結びつけることで、強いネットワークができるのです。
まとめ
❌ 見てるのに覚えられない
❌ 書いてるのに忘れる
その原因は「やり方」にある。
✅ 思い出す練習(アウトプット)
✅ 分けて復習(間隔反復)
✅ 五感を使った学習(記憶ルートの複線化)
この3つを取り入れるだけで、「覚えられない…」が「おっ、覚えてるかも!」に変わっていきます。
福長塾ではこうした“覚え方”の指導にも力を入れています。
ただ教えるだけでなく、「どう覚えるか」までサポートするのが、福長塾のこだわりです。
「がんばってるのに成績が伸びない…」と感じている方は、
ぜひ一度、体験授業や面談でお話ししてみませんか?
記憶も、勉強も、「やり方」を知れば、きっと変わります。