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【歴史×雑学】「1年はなぜ365日?ズレ続ける時間とうるう年の話」

こんにちは!福長塾の久保田です。
2/29が記念日の人はなんかロマンチックだなって思います。
だって4年に1度しかない日ですよ!
今回はそんなうるう年にまつわる雑学をご紹介!

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「1年って365日だよね」
あたりまえのように使っているこの数字、本当にピッタリ365日だと思っていませんか?

実は、地球が太陽のまわりを1周するのにかかる時間は、365日ちょうどではないんです。
ほんの少しだけズレていて、そのズレを放っておくと、季節やカレンダーは少しずつ狂ってしまう…。

そこで登場するのが「うるう年」。

でも、うるう年ってどうやって決まってるの?
4年に1度って聞いたことあるけど、じつはもっと複雑なルールがあるって本当?

今回は、そんな「カレンダーと時間のズレを数学でどう調整しているか」について、
歴史と理屈をまじえながら、塾長の雑学として楽しく解説します!

目次

地球の動きは“365日”じゃない!?

私たちがふだん「1年=365日」と思っているのは、地球が太陽のまわりを1周するのにかかる時間がそのくらいだからです。
けれど実は、正確には365日ではありません。

地球が太陽のまわりをぐるっと1周する「公転周期」は…約365.2422日

つまり、毎年0.2422日(およそ5時間49分)ずつ、ズレが生じているということです。
このわずかなズレは、放っておけばやがて季節のカレンダーに大きな狂いを生むことになります。

ズレを直すために生まれた「うるう年」

この0.2422日というズレを放置してしまうと、
たとえば100年後には約24日も季節がずれることになります。

そこで考え出されたのが「うるう年」。
4年に1度、1日多い「366日」の年を入れることで、

0.2422×4≒0.97日→1日追加でズレを補正!
と、うまく帳尻を合わせる仕組みです。

でも、それでもちょっと行き過ぎる…。
そこで登場するのが、私たちが今使っている「グレゴリオ暦」の調整ルール。

▼グレゴリオ暦の調整ルール
・4で割り切れる年はうるう年
・ただし100で割り切れる年は平年
・でも400で割り切れる年はうるう年

この3段階ルールによって、3000年で約1日という高精度の誤差調整が行われています。
これぞ、人類の“時間と数学の知恵”の結晶です。

カレンダーは“数字で自然を支配する”試みだった

カレンダーは単なる日付表ではありません。
そこには、人間が自然のサイクルを数字で表現し、管理しようとした長い歴史があります。

紀元前46年、ローマのユリウス・カエサルはユリウス暦を制定
            ↓
1582年、グレゴリウス13世が現在のグレゴリオ暦を制定
            ↓
数学者・天文学者が力を合わせて、「ズレない時間の仕組み」を築いてきました

365日という数字の裏には、“誤差”と戦うための数式・工夫・修正がいくつも積み重なっているのです。

まとめ


・地球の公転周期は約365.2422日で、ぴったり365日ではない
・このズレを調整するために、うるう年(366日)がある
・ただし、行き過ぎを防ぐために100年・400年ルールも導入されている
・グレゴリオ暦によって、誤差は3000年で1日未満という驚異の精度に!

最後に

暦は、自然×歴史×数学の合作

カレンダーの「1日1日」も、こうして数学と天文学に支えられてできていると思うと、
時間を見る目がちょっと変わってきませんか?

私はこういう“数字の裏話”が大好きです。
次回も、誰かに話したくなる雑学をお届けします!

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