定量と定性でものごとをとらえる?
こんにちは!
すみおかです~
今日は勉強についてではなく、情報の受け取り方、伝え方のお話をしたいと思います。
あなたはニュースを毎日見ていますか?
私は朝と夕方にニュース番組を見ています。
毎日たくさんの情報が発信されていますよね。
最近はネットニュースでも情報を得られるようになり、
よりニュースというものが身近に感じています。
さて、このような情報をあなたは鵜吞みにしていませんか?
世の中には正しい情報だけでなく間違った情報や間違った伝え方をしていることも多いです。
日々の情報に過剰に反応して疲れていまわないように、
今日は「定量」と「定性」についてお話しします。
目次
定量とは
定量とは「数量・数値で表せるさま」のことです。
ある物質にその成分がどれだけ含まれているのかを表す場合などに使用します。
例えば、価格や人数、売り上げ、変化率などがあてはまります。
数字を使っているので、数や量がわかりやすく、
相手に対して共通の尺度で情報を共有することができます。
たとえば、お母さんが「塾の授業料が高くなった」と文句を言っているとします。
でも、これだとどのくらい高くなったのかわかりませんよね?
100円高くなっただけなのに文句を言っているかもしれないし、
1万円高くなって文句を言っているのかもしれない。
さすがに1万円高くなったら文句を言っているのもわかります。
イメージを共有するのは難しく、個々人の価値観によって誤って伝わってしまうこともあります。
ですが、このように数字という客観的な尺度で表された定量的な数字を使うことで、共通の認識を持つことができます。
定性とは
定性とは「性質に関すること」です。
ある物質にその成分が含まれるかどうかを表す場合などに用い、
数値や数量では表せません。
数字を使って表すことが出来ないもので、見た目や印象、イメージなどがこれにあたります。
物事を定性的に表すことで、その意味や因果関係などがわかります。
例えば、人事の評価は点数ではなく、こういう仕事を頑張ったとか、なにか成し遂げたとか貢献しているとかで評価されます。
要は抽象的な表現と言えるでしょう。
定量と定性の違い
定量と定性は対義語となります。
それぞれ簡単に言うと「数」と「性質」と言い換えられます。
学校の成績でいうと、
テストの点数→定量
授業態度→定性
といった感じをイメージするとわかりやすいかもしれません。
さらに具体的に見ていくと、
「A君の英語の成績が落ちている」ということをもとに考えていきましょう。
①定量的に考えた場合
数字で表すことができるので、下記のように示すことができ、客観性がかなり増します。
例:A君は前回のテストよりも20点下がって、変化率は25%だった。
②定性的に考えた場合
物事の質を表しており、下記のように示すことができ、因果関係などが汲み取れます。
例:A君は授業の時間に居眠りをしていて、授業に集中しておらず、成績が落ちてしまった。
定量と定性の違いがわかりましたか?
日本人は定性的な考えをしやすい人が多いとされています。
そのため、ニュースなどでも定性的に伝えていることも少なくありません。
しかし、誤った情報が流れたり、メディアの印象付けにのせられたりすることもあります。
たまに異物混入事件がありますよね。
実際に自分が被害者になったら、とてもショックを受けるでしょう。
しかし、その異物混入はどの程度人間が摂取したら有毒なのかについてはあまりメディアでは取り上げられてないこともしばしば。
混入しているだけで有毒なものは、たしかに危ないです。
でも、もともとの含有物だけれど、量が多かった、または化学反応などでかたちが変わっている場合はどうでしょう。
もともと10%入っているけど、15%になっているくらいならそれほど影響はないのかもしれません。(有毒物質の場合は別)
こういった場合は定量的に見ていかないと、メディアや情報に踊らされてしまう可能性があります。
今後、「定量」と「定性」どちらの考え方も必要になってきます。
社会にでてからも必要なスキルです。
普段の何気ないことから、この「定量」と「定性」を考えてみましょう。
まとめ
〇まとめ
いかがでしたでしょうか?
実は身近なところで「定量」と「定性」が関係しています。
宿題やりなさいと言われた時、
「すぐやる!」これは定性
「5分経ったらやる!」これは定量
となります。
宿題くらいのやり取りならいいですが、
友達とも待ち合わせに遅れるときに何分遅れるか伝えないと待っている友達はイライラするかもしれません。
また、必ずしも定量的なものがいいとも限りません。
抽象的なイメージで伝えた方がいい場合もあります。
普段から、伝え方や得る情報について気にしてみてください。
いまから身につけておくと大人になってからとても役立ちます。
まずは意識するところから始めてみましょう。
なにかわからないなどあればいつでも聞いてください。
では、次のブログでお会いしましょう。