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雑談枠

教えるということ・促すということ

どうも!福長塾塾長の橋本長武です。

今回は、教えるということ(Teaching)と促すということ(facilitating)の違いや考え方について話します。

必ずみんな先輩と後輩がいます。後輩に好かれる先輩になるには?また社会に出たときに、優秀な上司を見抜くためには?

そういったことを伝えていきます。

学生にとって、先生で人気がある人は何がいいのか。またどんな先生のタイプがあるのかということを知れるようになれたらいいなと思います。

目次

教えることと促すことの違い

教えることと促すことの一番の違いは、答えを言えるか言えないかということ。

もしくは答えがあるのか、ないのか。

教えることはその人が実際の経験として身につけたことや、わかっていることを伝えることが必要です。

その伝える技術が非常に難しい。自分が分かることを伝えることがここまで難しかったのかと日々考えているくらいには、難しい。

一方で、促すことはこれまた難しい。特に答えがないものについて、自分が促すことが正しいのかどうかの判断を下すときに、大きな精神的負荷が掛かっていく。

では、どうやって現実では使われているんでしょうか。促すこと。教えること。それぞれを考えていきましょう。

教えること

どこで使うのか

現実で使うときは、実際の業務を行ったり新しい知識を与えるときに使うことが多いです。

正直促すなんかより使用頻度が非常に高い。

日常的に部下や後輩、仕事や勉強に運動について教えるときは、それは基本的に

”教える”

ということになるでしょう。


難しさの真髄


難しさは、相手が伝わったと思わない限り、伝わらないことです。

つまり、伝わるかどうかは"相手次第"だということ。

相手の表情や仕草、声のトーンに声に出すことが出来ない雰囲気など相手のありとあらゆるシグナルに気を使って、"相手がわかっているのかどうか"ということを気付かなければならない。

これが教えるときの難しさです。

教えることのコツ


相手に伝える方法とはどういう方法でしょう?
相手に伝わっていないのであれば、それはその教える側の技術が足りないということ。

どれだけ相手の気を惹く引き出しを持っているのか。
そして相手を納得させる話術を持っているのか。

それこそが教えることのコツです。

コツとしては、
・最低でも自分が納得する説明を喋ること。
・相手を教えることについて”無知だ”と考えること。

前者は理解しやすいでしょう。自分が納得しない説明なんて、説明ではない。
一方で後者は一見ひどいと思うかもしれない。でも、思い返してもらいたいんですが、一番最初に説明を貰った時、わかっている前提で話を貰うとすごい精神的苦痛となっているでしょう。

初心に帰ったつもりで話をする必要があるんです。

それが、相手を”無知”と思うこと。
言い換えれば、初心忘るべからずです。


促すこと

どこで使うのか


教えることに比べれば、わかりにくいかもしれません。でも、割と促すことは使ってますよ?

特に分かりいいのは、恋愛。

恋愛で相手に対して”私、あなたが好きです!”と言ってから恋愛するバカはいないでしょ。
むしろ、相手との距離を詰めて、少しずつ相手に自分の好意を伝え、相手が自分を好きになるように誘導する。

これが隠れて促すということ。

多分子育てもそうだと思ってはいるものの、今のところ子育てしたことないので割愛。

難しさの真髄


まず、促されていると気付かせてはいけない。
促すときって、誘導させているんです。答えがないので、”自分が求める答え”に相手を動かしている。

つまり促すときは、かなり自分の意思が介在することが多いのです。

誘導されていると気付いた時、間違いなく相手は反発する。こうすればいいのにと思うことは多くても、それを相手に押し付けた瞬間にそれは教えるですらなくなる。

自分の意見の押し付けとならない程度に相手に働きかける。それが一番促すことの難しさでしょう。

促すときのコツ


これが難しい。。。
本当に難しい。。。

正直教えることの本について大量にあるくせに、促すことの本ってないのはそういうことでしょう。

教えることって技術の介入の余地があるんです。なぜなら相手に寄り添うことだから。

一方で促すことについては、技術以上の力が必要となります。なぜなら自分の思いが求めるように相手を動かすことだからです。

促すことを得意になった人間は、とても人間的に成長すると思われます。
なぜならあなたの意見を受けて、相手が拒否しないのだから。

相当な”人たらし”になれるでしょう。

まとめ

教えることは、相手が起点です。

相手が知りたいこと、学びたいことに対して、だったら簡単です。
でも、相手が知りたくも学びたくもないことについて、無理やり教えるとき、その難しさが出ます。

でも相手起点なので、コツはあるっちゃあるんです。相手に合わせろ。っていうコツが。

一方で促すということは、相手を想うがあまりに自分の意見を相手に浸透させるときに使う技術です。

これは、とっても難しい。なぜなら相手に自分の意見を浸透させたいと気付かれたらおしまいなので。

気付かれずに促していける。つまり私のいうことだったら確かに!と納得させられる。そんな人たらしに、私もなりたい。


ということで教えると促すの違いでした。

是非、促す技術を身につけてください。

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思考を深める塾 福長塾
塾長 橋本長武/ hashimoto osamu
TEL : 080-5901-8161
mail : o.hashimoto@fukunaga-juku.com
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