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現代文

君の評論を救う3つの読解方法【現代文読解法その1】

どうも、福長塾塾長の橋本長武です。

今回は、学生にとってとても勉強が難しい分野である現代文の読解について話していきます。君は、現代文読解を「ただの運ゲー」「個人差があるんだから本当のところなんて分からない」なんて思っていないでしょうか?そんな現代文のイメージを持っているのなら、それは明らかな間違いです。
現代文、特に評論については明確な解法があるんです。そのために必要なのは、文章読解のテクニックです。
今回のこのブログで、評論を読み解くための基礎となる考え方、テクニックを身に着けていきましょう。

【評論を読み解くための3つの読解方法】

評論を読み解くための読解方法はこの3つです。

1.文章間の対比を読み解け!
2.文章の抽象・具体の関係をつかめ!
3.文章の並列関係を見抜け!

これさえわかれば、君の文章読解能力は飛躍的に向上します。少なくとも、作者の言っていることが何一つわからなかったということがなくなるはずです。
では、どうして上の3つが特に重要なのかを見ていきましょう。

 

1.文章間の対比を読み解くとは

文章間の対比には、作者の言いたいことがよく潜んでいます。よくある対比関係として、
作者の意見 vs 世間の一般論
日本の思考 vs 西洋の思考
現代の様式 vs 古代の様式
の3パターンが挙げられます。そして、この様式において作者は必ずどちらかの意見に賛成となり、それが作者の言いたいこと(テーマ)となるのです。
一例をあげましょう。これは、柳沢幸雄さんの著書「子供に勉強は教えるな」の中の一節です。

”子供にとって先生と親は違う。先生と子供の関係には、「教える↔習う」という関係が成り立つが、親と子供ではそうではないからだ。”

この文章は、わかりやすく 先生 vs 親という対比関係が存在しています。対比関係において話題に挙げられる二つは、基本的に明確な対立関係があります。対立関係の中で、作者はどう感じているのか、どちらに賛成で、どちらに反対なのか。その理由は何か。

こういった論調を展開していくことにより、作者は自分の主張を伝えていくのです。

今回は本のタイトルからわかる通り、作者は親≠先生という立場から、親は先生として行動してはいけないという論調を繰り広げていくのです。親は親であり、先生ではないのだ。だから、子供に勉強を教えてはいけないのだと。

このように対比関係には、文章の動きや作者の言いたいこと、つまりテーマが隠されていることが非常に多いのです。そしてテーマをつかむことは君の文章理解度を飛躍的に向上させることができます。

英語の時間に、「今日は環境問題の話についての長文だよ」と言われて問題に取り組むのと、何も言われずに問題に取り組むのでは、読みやすさがまったく違うはずです。ぜひ今度文章を読むときにはテーマを意識してみてください。全然読みやすさが違うはずです。

 

2.文章の抽象・具体の関係とは

文章には必ず「抽象→具体」または「具体→抽象」の関係があります。言っている意味が分からないでしょう。なぜなら今のこの文章が抽象・具体の関係における抽象に値するからです。
では一例をあげていきましょう。今回は私が簡単に文章を考えてみました。

“人と動物とは本質的には同じである。睡眠・食事が必要不可欠であり、そして子孫を残すために日夜奔走するからだ。”

この文章における【人と動物とは本質的には同じである】という部分が抽象であり、【睡眠・食事をが必要不可欠であり、そして子孫を残すために日夜奔走するからだ。】という部分が具体です。抽象の部分は一見わかりにくいことが書かれています。そして著者としてもわかりにくいことがわかっています。そのためにわかりやすくするため具体の部分を書くのです。
しかし基本的に作者が言いたいことは、抽象に詰まっています。作者としては本当に言いたいことは抽象的です。なぜなら新しい概念であり、普通の意見とは違う意見なのですから。新しい意見はいつだってわかりにくいものです。そのため、作者は具体性をもってその意見の正当性を訴える必要があるのです。

抽象→具体に入る合図は、「例えば」のような例示です。このことばが来たら、(ふむふむ。前の文章を説明しているんだな)と思いながら読んでいってください。
具体→抽象に入る合図は、「つまり」のような要約です。この言葉が来たら、(あ、ここからが作者の言いたい意見ね。)と思いながら読んでいってください。

この抽象・具体の関係をきれいに読み解けたとき、君は作者の言いたいことを具体性を持って理解できるでしょう。

 

3.並列関係を見抜くとは

文章のうち対比と並んで多用される手法が、並列です。並列関係には作者の言いたいことや、テーマの説明に値することが書かれていることは多くありません。そのため必要ないのかと言われれば、そんなことは全くありません。並列関係で述べられることは、基本的に文章中に出てこなかった新しい情報です。新しい情報は文章内で大きな意味を有することが度々あり、無視できない情報となることが多いです。
また文章における表現方法の一つが並列関係であるということから、文章を読み解く手助けとなります。今度は二つ例を挙げます。一つは文章において大きな意味を持つパターンであり、もう一つは文章において大きな意味を持たないパターンです。

“服装に気を付けることは、異性の気を惹くうえで単純に見栄えをよくするという効果のほかの効果もある。容姿に気を付けられるほど経済力があるのだとアピールできるのだ”
“人のペットとして挙げられる動物には、犬や猫や鳥が挙げられる。”

どっちが上かということはないですが、このように並列関係を見抜くことが出来れば、論理構造において文章がどの立ち位置に存在するのかを見抜くことができます。これが出来れば君はより深く作者の意見やテーマに近づけることが出来るでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。評論を読み解くには、以上の3つのポイントを最低でも把握していきましょう。対比を理解することで文章のテーマを把握し、そのテーマを抽象→具体の関係をもって深く理解し、並列関係を見抜くことで新情報の登場を見逃さないようになるはずです。この視点を持って、今度から評論を読み解いていきましょう。

もし今までこんなこと考えていなかったのであれば、君の読解力が飛躍的に向上するはずです。

是非実際の授業を聞きたい場合は、いつでもおいでください。授業は初回無料です。

それではまた、次回のブログで!

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思考を深める塾 福長塾
塾長 橋本長武/ hashimoto osamu
TEL : 080-5901-8161
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