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【英語】前置詞完全イメージ化計画 第1章~to, for, from~

どうも皆さんこんにちは。福長塾塾長の橋本長武です。
 
今回は前回の続きとなりますので、是非前回も見てってくださいな。
 
“To” “For” “From”はそれぞれ起点や目的に対するイメージを持っているという点で一致している前置詞です。
是非今回でそれぞれの違いを認識してください。
 
——–前置詞完全イメージ化計画——–
 
No.1 “to” 『目的(対象)を意識して向かうイメージ』
to のイメージはこれです。
目的に対して向かう“というもの。そのため、
・目的が明確であるもの
・到着を含む
が基本的に入っています。
そのため、基本的用法として、
I go to school.  学校へ行く。 学校という目的地を意識
On the way to the office 仕事場へ行く途中。 仕事場という目的地が明確
 
などがあります。そして、目的地が明確に意識されていることから、
The key to the door そのドアの鍵     鍵の対象が明確なので、to
という使い方が成立します。
 
ここから
『目的に対して明確に向かっている』→『相手と相対している』『対象とする
という意味が派生します。
heart to heart 腹を割って(互いに本音で) 心と心が相対している
An answer to the problem 問題に対する答え 問題を対象としている
Let’s compare baseball to football 野球と(に対して)サッカーを比較しましょう 野球について比較しましょう。
    →何に対して?→サッカーと という発想なので、toを用いる
 
そしてtoは「物理的、心理的な垣根を越えて目的に相対している」「目的に焦点が向けられている」という感覚を持つので、
to + 動詞の原形で「Vのために(Vを目的として)」という意味が生じ、動詞を名詞的に使うこと(不定詞化)が出来ます。
 
名詞的用法
To play baseball is fun. 野球をすることは楽しい。 野球をするという行為に焦点
My favorite is to read a book. one of my favorite is to read a book. 本を読むことは私のお気に入りの一つだ。 私のお気に入りの対象として、read a bookがある。
 
この感覚から、副詞的用法とは単に不定詞が動詞の対象となった場合であり、形容詞的用法とは不定詞が名詞の対象となった場合ということがわかります。
形容詞的用法
     There is something to drink. 何か飲み物がある。 somethingの対象として、drinkという動作がある。
副詞的用法
     I want to buy new iphone. 新しいiphoneを買いたい。 want の対象、目的としてbuyという動作がある
 
この感覚さえあれば、不定詞の名詞的用法などについて、焦ることが減ると思いますので、是非身につけてください。
 
 
 
No.2 “For” 『目的の方角を向くイメージ』
Forのイメージはこれです。
目的の方角を向いている』という感覚を覚えておいてください。そのため、
・目的
・対象
・理由、原因
などが意味として挙げられます。
 
This train is bound for Tokyo. この電車は東京行きです。 目的地として東京へ向かっているイメージ。 toでないのは、toだとその東京のみを明確に意識していることになるため
Present for you. 君へのプレゼント あなたという対象へ向けたプレゼント。
一番のコアイメージの例文です。この例文から、目的に対して物理的・意識的に向いている感覚を持ってください。
 
そして、この向いている対象が行動や、特徴になると、理由・原因の意味となります。
This is a school known for its computer course.この学校はコンピュータ学科で知られている。 知られるという動作がcomputer courseという対象に向いているため、理由となる
He was praised for saving her life. 彼は彼女の命を救ったことで称賛された。 称賛の対象としてsaving her lifeがあるので、理由となる
 
更にこの目的に向いている感覚から、「目的に対する代償・交換」という感覚が派生します。
I’ve studied Japanese for three years. 日本語を3年間勉強した。 日本語を勉強したという対象に対して、3年という期間を費やしたという感覚
I bought this pen for 5 dollars. このペンを5ドルで買った。 pen と 5ドルを交換する感覚
 
for は目的に対して向いているという感覚を忘れないでください。
 
 
No.3 “From” 「起点から離れるイメージ」
fromのイメージは、起点を意識しながら、離れるというものです。
そのため、それが物理的であれば「起点・出発点となり、物質的であれば「原料となり、それらから「AとBを分ける→区別する」という考えが入っていきます。
 
The flight leaves from Terminal B. その飛行機はターミナルBから出発する 起点としてのTerminal Bが強調される
The shop is open from 9 o’clock. その店は9時から開いている 起点としての時間がある。
He died from overwork. 彼は過労により死んだ。 過労を起点として考える→理由としての用法
 
また、原料を起点として考えるときは、Fromを使います。
Wine is made from grape. ワインは葡萄から作られる 起点としての葡萄をかんがえているので、葡萄の原形をとどめておく必要はない。  →made of との違いはof の時に話します。
 
AとBを並列で考えた時、
A from B : Aを起点として、Bを離す
と考えれば、区別の考え方が生まれます。
I can tell A from B. AとBを見分けられる(識別できる) Aを起点として、Bを離して伝える。という考え方を持てれば、これで見分けるという用法があることに気付けると思います。
 
 
今回は目的・起点に対してのイメージを持つ前置詞を説明しました。
次回は接触などの位置におけるイメージを持つ前置詞
on at in について説明します。
 
是非次も見てってくださいな。
 
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